備前福岡の自然が育んだ手作りうどん 一文字うどん

「一文字うどんを食べることなくして、日本のうどんを語ることなかれ」

これは、1999年3月発行の女性誌「クロワッサン別冊号」で、ご紹介いただいたときのコピーです。もちろん、自分ではこんな恐れ多いことは、言えませんが。でも一文字うどんは、進化を続ける未完のうどんです。現在主流のうどんとは一味違う、手作りの味を体験していただけます。
ぜひ一度ご賞味ください。

全ては一番おいしい状態で食べていただくために

 毎年、その年度産のしらさぎ小麦を低温倉庫で寝かせ、毎朝の仕込までに石臼製粉して作った粉で、団子を作り寝かせます。
 通常、手打うどん店では、この団子を包丁切りして生麺の状態にし、 箱などに入れて冷蔵保管します。そして、お客様の状況に応じ順次茹であげていきます。
 一方、うどんは団子の状態ですと、熟成が進みますが、生麺の状態にしてしまうと、急速に劣化が始まります。それを少しでも緩和するために、加水率を下げたり
の方法を取りますが、よりおいしく作るという点ではマイナス要因に働きます。こうしたマイナス要因を避けるために、一文字うどんの場合、お客様の注文が入るごとに、人数分だけだんごを切り、手打して一気に茹で上げます。レジでご注文後、厨房を覗き込むと、私がソーセージのように細長く団子を伸ばしお一人様分からうどんを打っている姿をご覧いただけると思います。
一文字うどんをご注文の際、15分程度お待ちいただくのはこのためです。

石臼

必要な分だけを石臼を使って自家製粉しています

手打ちの作業

ご注文後、手打ちの作業に入ります。これが一人前の量です

自家製小麦の風味を味わってください

 一文字うどんは、小麦を感じていただけるうどんです。小麦の種まきから、私が心をこめて作っています。
 まず麺の色。小麦の表皮を思わせる茶がかった乳白色。小麦を丸ごとすりつぶし、そのままふるいにかけているためです。次に風味。しらさぎ小麦の最大の特徴は、豊かな風味です。石臼製粉のため、製粉時発熱が少なく、麺にしてもよりこの特徴が生きています。噛むほどに味のあるうどんです。最後に食感。国産小麦独特のしっかり感と、もちもち感のバランスが他の国産小麦麺にもない、独特の世界を作り出しています。
 一文字うどんは、進化を続ける未完のうどんです。10年前の作り始めたころは風味は豊かだけど、コシが今一なうどんだったものが、石臼製粉に変えた途端、コシの強い野性味溢れるうどんに転化し、その後9年かけて、しっかり感をベースにもちもち感のある上品なうどんに仕上がってきました。とはいえ、まだまだいくつもの顔を持つ、未完のうどんです。
 皆様には、どのような顔を発見していただけるでしょうか?
 ぜひ一度ご賞味ください。

小麦の表皮を思わせる茶がかった乳白色

小麦の表皮を思わせる茶がかった乳白色

国産ふくさやか小麦

左が当店のセルフうどんとして使用している国産ふくさやか小麦。右のしらさぎ小麦の方が色も濃く粗い印象があります。
この状態で少し寝かせ、必要に応じて切り出します。

「一文字うどん」ラインナップ

一文字ざるうどん

一文字ざるうどん

麺の特徴がよく分かる、シンプルなメニュー。

一文字おろしうどん

一文字おろしうどん

麺とだしの相性がいいです。麺のうまみがだしにまで溶け出します。

一文字どどめせ定食

一文字どどめせ定食

郷土料理の決定版。岡山ちらし寿司の元祖といわれる備前福岡郷土料理「どどめせ」と備前福岡の地うどんのセット。

一文字鴨ネギぶっかけうどん

一文字鴨ネギぶっかけうどん

自家製の鴨ガラスープで作った特性たれと地元産鴨肉が絶品。

一文字鴨みそ煮込みうどん

一文字鴨みそ煮込みうどん

地元産の無添加名刀味噌と地元産鴨肉使用。寒い時のお薦めメニュー。

一文字うどん定食

一文字うどん定食

地元アケボノ米で作ったおにぎりとのセット。ランチにお手頃。

冷凍一文字うどんセット

冷凍一文字うどんセット

店と同じようにして作った冷凍うどんセット。ストレートだしです。