地元産のしらさぎ小麦で、おいしくて安心な地うどんを作りたい。その想いから生まれたのが、自家無農薬栽培、自家石臼製粉のこのしらさぎ小麦粉です。国内産では珍しい、無農薬の薄力粉です。うどんはもとより、お好み焼き、お菓子、天ぷら等多用途に使用でき、最高級の風味をお楽しみいただけます。
量は少ないのですが、一文字のうどん用以上に収穫できた分について、本当に必要な方に、本物をお届けいたします。
私が種を蒔き、育てています。だから・・・
私が石臼製粉しています。だから・・・
96年6月、しらさぎ小麦の最初の収穫を迎えました。手元の小麦を製粉してもらおうと近所で教えてもらった製粉所に問い合わせすると、「もう30年前に止めました」という返事が続々。家で作った小麦を製粉所に持ち込み、うどん玉や小麦粉と交換してもらった時代は、いまや遠い昔のようでした。いろいろ問い合わせをして、どうにかロール式製粉機で製粉してもらえ小麦粉になったのは、4ヵ月後の10月でした。
1年後の97年9月、思い切って製粉機を買うことにしました。どうせ買うなら石臼製粉機がいいと思い、国内外のメーカーを調べました。ヨーロッパ製の石臼は、価格的には100万円前後と安いのですが、パン作りを目的にしているため、目が粗く、80メッシュが限界でした。これではうどんにすると、口の中でざらざら感が残り使えません。国産では、3,4社あるようですが、同じ石臼でも、製粉方式に幾通りかあります。私は、一回通しで、127メッシュの篩で60%の歩留まりが出せる、今の日高製粉機製作所製を選びました。これは本当に優れものです。ただし、能力の限界に近いところで使い続けるため、通常3年に一度の目立て作業が、2年以内に一度行わなければなりません。これは頭の痛いところですが、やむをえません。
これで石臼製粉した粉で最初にうどんを打った時のことをよく覚えています。これまでのロール式製粉機の粉と比べて、全く違ううどんができたのです。コシが非常に強いうどんになったのです。以降、どうやってコシを出そうかという作り方から、どうコシを抑えて、バランスのいいうどんにするかという作り方に変わりました。
理由は、小麦粉の粒子の大きさのばらつきにあります。ロール式の場合、狭い一定の幅に大きさが決まってくるのに対し、石臼の場合、幅広い範囲に大きさが正規分布します。だから、大きな粒子の周りに小さい粒子がくっつき複雑な結合をする結果、その間に水分がたくさん浸透し、粘りの強いうどんができるのです。さらに、全粒粉を丸ごとすりつぶし、篩にかけますので、表皮を含め一部は粉に混ざりますし、発熱も少ないため、風味の損失も少なくてすみます。

毎日、その日に必要な量だけ製粉しています

石臼ならではの粒子のばらつきが、粘り強いうどんを作り出します

千葉県松戸市の製造元より、毎回同じ職人さんがきてくれます
だから、風味豊かなしらさぎ小麦粉です
うどんだけではありません。お好み焼きにしても違いが一目瞭然です。粘りが強いため、つなぎがいりません。しかも風味豊かです。餃子の皮、団子汁、ホットケーキにしても違いがすぐ分かります。
ただ、パンでは、力が弱いため、ふくらみが今一のようです。でも、非常に特徴のあるパンができますので、一度試してみるのもいいかもしれません。
一文字では、60メッシュのあら挽きもできます(価格は同じ)。また、篩って残ったふすまは、小麦粉お買い上げのお客様に、少量でしたらサービスさせていただいています。
ご注文の際、お申し付けください。

お好み焼き、お菓子にも最適です。




しらさぎ小麦との出会いは、95年の2月、たまたま見つけた新聞記事がきっかけです。
「うどんに最適な地元のしらさぎ小麦で作るうどん祭り」との記事で、お隣の岡山市西大寺地区のイベントが紹介されていました。当時北海道の小麦を探していた私にとっては、まさに「灯台下暗し」、飛び上がって喜んだものです。
でも、当時の流通の関係で、この小麦を手に入れることができないことが分かり、やむなく私の田んぼで栽培を始めることになり、種を蒔いたのが95年11月でした。2年目からは、無農薬栽培に挑戦、化学肥料をやめて鶏糞堆肥にして、除草剤(もちろん農薬も)もやめました。表作の稲作も、97年6月からは合鴨農法を導入し、表作・裏作ともに無農薬栽培できるようになりました。また、種まき・刈り取りから乾燥・選別・計量・低温倉庫保管を一貫してできるように、01年10月までには、全ての設備の整備も終えました。
しかし、除草剤を使わないため、雑草が茂り収量は未だに慣行栽培の半分程度です。しかも放っておけば年々雑草は増えるため、その対応に追われています。昨年からは、冬の間にもみがらを全体にばら撒き、雑草を押さえるようにしています。さらに、麦踏をしっかりやっています。その結果、効果も現れ始めています。さらに、もみすり機を選別に利用することにより、異物の除去と、表面の磨きを同時にできるようになりました。
種まきから収穫まで、全て私がやっています。だから自信を持って、おすすめできます。
自慢のしらさぎ小麦です
収穫した小麦を一度で乾燥処理できる大きめの乾燥機を導入しています
農薬を使用せず栽培しているため低温倉庫で害虫の発生を防いでいます